男性型脱毛症(AGA)
男性型脱毛症(AGA)
成人男性にみられる。髪が薄くなる状態のことです。一般的に遺伝や男性ホルモンの影響などが主な原因と考えられています。20代以降の男性に多く見られ、日本人男性の3人に1人がAGAだと言われています。生え際から後退していくタイプ、頭頂部から薄くなるタイプ、混合タイプなど様々な脱毛のパターンがあります。AGAは放置しておくと進行していきますので、早めの治療が大切です。男性ホルモンである「テストステロン」は、毛根にある「5αリダクターゼ」という酵素によって「ジヒドロテストステロン(DHT)」に変えられます。髪の毛の産生と成長の場所は、毛根にある「毛乳頭」という部分ですが、DHTが毛乳頭にある男性ホルモン受容体に結合すると、髪の毛の産生と成長を止めるように働きます。それによってAGAが起こります。治療としては5αリダクターゼの働きを抑えることでDHTの産生を止めてAGAの進行を止める作用があるお薬(フィナステリド・デュタステリド)の内服が有効とされています。当院ではお薬の処方を行っておりますので、ご希望の方はお気軽にご相談ください。
*このお薬は保険適応外となりますので、自費診療となります。