皮膚の手術
皮膚の手術
皮膚の腫瘍などに対して小手術を行っております。
気になるできものなどがございましたら、ご相談ください。
*病状や部位によっては、当院で治療ができない場合がございます。
その場合は、総合病院や形成外科クリニックを紹介させていただいております。
手術は予約制(13時〜14時)となります。
皮膚の中に袋状の構造物ができ、皮膚から剥げ落ちるはずのアカ(角質)や皮膚の脂(皮脂)が、袋の中にたまってしまってできた腫瘍(嚢腫)です。通常は皮膚の中にしこりとして触れ、痛みは伴いませんが、炎症を起こすと急に大きくなって赤く腫れ上がり痛みを伴うことがあります。
良性腫瘍ですので、基本的には放置しておいても構いませんが、ご希望がある場合は嚢腫を取り出す手術を行います。
炎症を起こしている場合は抗生物質の投与や切開して中にたまっている膿や内容物を排出する切開処置を行います。
母斑細胞が集まってできたもので医学的には色素性母斑と呼ばれます。
皮膚に茶色~黒色の色素斑が生じ、表面は平坦または膨らみ・イボ状になっています(あまり色素のないほくろもあります)
診断にはダーモスコープというライト付きの拡大鏡を用いた検査(ダーモスコピー)を行い、良性のほくろと悪性黒色腫の判別や他の腫瘍の鑑別を行います。
しかし、実際には切除してみなければ良性と断言できないこともあります。そのときは手術を行い病理検査を行います。
治療としては手術(外科的切除)やレーザー治療があります。
*当院ではレーザー治療(保険適応外)は行っておりません。
主に茶色〜黒色の盛り上がったできもの(良性腫瘍)です。
原因として皮膚の老化や紫外線の影響が考えられています。
診断にはダーモスコープというライト付きの拡大鏡を用いた検査(ダーモスコピー)を行います。
治療としては凍結療法(液体窒素を用いて患部を凍結させ、かさぶたにして除去する)・外科的切除(手術)・サージトロン(高周波ラジオ波メス)による除去・レーザー治療があります。
*当院ではレーザー治療(保険適応外)は行っておりません。
アクロコルドンは首やワキなどにできやすい小さいイボのことで、スキンタッグ・軟性線維腫とも呼ばれます。
肌色・茶色・黒色の小さいもので、皮膚から少し飛び出ていることが多いです。
原因として皮膚の老化や紫外線の影響が考えられています。
治療としては凍結療法(液体窒素を用いて患部を凍結させ、かさぶたにして除去する)・サージトロン(高周波ラジオ波メス)による除去・レーザー治療があります。
*当院ではレーザー治療(保険適応外)は行っておりません。
陥入爪とは、爪の側縁が周囲の皮膚に食い込んだ状態です。痛みや炎症を起こしたり、化膿して膿を伴うこともあります。炎症が強かったり長い間続いた状態になると、「肉芽組織」と呼ばれる出血を起こしやすい赤い隆起物を伴うこともあります。多くの場合、深爪(爪を切りすぎること)が原因です。また、幅の狭い靴を履くことが原因となることもあります。
軽症であればテーピングをしながら爪を伸ばしていきますが、強い炎症を伴っていたり肉芽組織を生じている場合などは爪母温存爪甲側縁楔状切除術を行います。
これは皮膚に刺入した爪甲の側縁を必要最小限に切除し、刺さった状態を解除してあげることで炎症を速やかに鎮静化させます。また肉芽組織が生じている場合は同時に焼灼除去します。
傷が治った後はテーピングをしながら爪を伸ばし、再発を防ぐようにしていきます。
*巻き爪に対するワイヤー治療(保険適応外)は当院では行っておりません。